出航 やあ、出航だ 船はないが 海も空も 見えないくらい広い 手も足も 竦むことばかりだ 北極星を探そう ほら、道だ 足もとは石ころだらけだが リュックには おいしい水とおにぎりが入っている 真っ直ぐでも脇道でも 行き着く先は きっといい景色だ さあ、出口だ 眩しすぎて何も見えないが 光があふれる世界は 何もかもがあふれかえるパンドラの箱 「希望」ひとつを 握りしめるのだ By Satoko Share: Twitter Facebook Google+