旅の記憶 「初めて行った場所なのに、 なつかしい気がする場所がある。 新緑が重なり合う、山裾の春の始め ふいに吹いた風に、桜の花びら舞い散る瞬間 降り積もった雪に、陽射しがあたり、輝いている街並み 汽車の待ち時間に入った、古びた喫茶店の壁にかかっていた マレーネ・デートリッヒとゲーリー・クーパーの映画のポスター コーヒーの香り・・・ そんな諸々が、何年も何十年も経って、 琥珀色を帯びながら 深く豊かな美しい色になっていく。」 By Masako Share: Twitter Facebook Google+