吉田キャンパスの蓮の花
吉田キャンパスの蓮は、平成21年に山口市仁保源久寺から大賀蓮の株をゆずり受けたものです。大賀ハスは昭和26年に植物学者の故大賀一郎博士が千葉県の遺跡から2千年前の種を発掘されたものが発芽して開花したものです。浄土の花、平和の象徴ともされてきました。
お盆が近づくと、田舎から朝早くリヤカーに沢山の新鮮な野菜をのせて、バケツには蕾の蓮の花を売りに来ていました。門口に出て盆用の品を求め、提灯に灯りをともす頃には、今朝の蓮の花がほんのり開き提灯の灯りに照らされて美しく浮かび上がっていました。
もう70何年も前の思い出です。
雨上がり山口吉田キャンパスの古代蓮は大きくひらく
雨晴れて 水晶体の雫持つ 大き蓮の葉は風にゆれゐる
Ikuko