To this place again・・・

「海よ、僕らの使う文字では、お前の中に母がいる。
そして母よ、仏蘭西人の言葉では、あなたの中に海がある」

というのは、詩人 三好達治による「郷愁」と題された有名な詩の一節だそうだ。
母なる大地と言われるが、大地の母は海ではなかろうか水の源である海から
生命は始まりやがて海へと帰る。
そんな海は気象の変化により様々メッセージを投げかけてくれる、そんな海との対話を楽しみに風の強い晴れた日に、太陽が西に傾き出したころまたこの場所に立つ自分がいる。

Everything comes to him who waits
(待つ者はどんなことでも叶えられる)

のごとく高い岩場の上(一等席)から吹き飛ばされそうな強風に耐えファインダー越しに見つめていると、ご褒美にと幕が上がり、多様な姿、多くのメッセージと感動が伝わって来る。
何を伝えたいのだろう?
瞬間のメッセージで読み取る暇もない、なら後からでも読み取る事が出来るかも?
そんな気持ちで無心にシャッターを切る。

皆さまはこの母なる海からのメッセージをどの様に読み取られましたでしょうか?
そしてどのようにお感じに成られるのでしょうか?

そんなご褒美のお裾分けが多少なりとも出来ますなら幸いです。

Keisuke